fossBytesに5月25日(米国時間)に掲載された記事「10 Google Alternatives: Best Search Engines You Need To Use In 2018」が、Googleの替わりに利用できる検索エンジン10選を紹介した。Google検索以外の検索エンジンを探している場合、特化した検索エンジンを探している場合に、候補として検討できるとしている。
紹介されている検索エンジンは次のとおり。
- Bing - Microsoftの提供する検索エンジン。バックエンドはYahoo!検索
- DuckDuckGo - プライバシーが強力な検索エンジン。バックエンドはYahoo!やYandexなど
- Yahoo! - Googleよりも長い歴史がある検索エンジン。ポータルサイトは検索だけではなくスポーツから旅行にいたるまで多くのサービスを提供
- Qwant - フランスをベースとする検索エンジン。DuckDuckGoと似ておりプライバシー機能が強力
- Yandex - ロシアで最大の検索エンジン。ロシア国内で55%〜65%のシェアを持ち、Googleの競合相手の1つ
- Search Encrypt - プライバシー機能が強力な比較的最近登場したメタ検索エンジン
- StartPage - プライバシーを強化した検索エンジン。バックエンドはGoogle
- SearX - オープンソースのメタ検索エンジン。バックエンドはGoogle、Yahoo、DuckDuckGo、Wikipediaなど
- Ask - 頻繁に訊ねられる質問の答えを知りたい場合に便利な検索エンジン
- Gibiru - プライバシーおよび検閲対策機能が強力な検索エンジン。検索クエリは保存せず、検索数秒後には破棄
記事で取り上げられている検索エンジンはメタ検索エンジンやプライバシーを強化する目的のものが多い。Google以外の検索エンジンを利用する大きな理由がトラッキング対策などプライバシーに関するものになっている。
Net Applicationsの調査によれば、2018年4月における検索エンジンのシェアはGoogleが76.47%で1位、これに15.31%のBaidu、4.74%のBing、2.39%のYahoo!が続いている。
検索エンジン | 2018年4月シェア |
---|---|
76.47% | |
Baidu | 15.31% |
Bing | 4.74% |
Yahoo! | 2.39% |
Yandex | 0.52% |
DuckDuckGo | 0.17% |
Ask | 0.16% |
Naver | 0.11% |
AOL | 0.03% |
Dogpile | 0.03% |
GoogleはPC、モバイル、タブレットにおいて4分の3を超えるシェアを持っているものの、長期的に見るとシェアの下落傾向が続いている。これに対し、Baiduは急激にシェアを増やしており、特にこの1年間で大きくシェアを増やしている。