GNOME Foundationは5月25日(米国時間)、「Mystery donor pledges $1 million to The GNOME Foundation」において、匿名のドナーから今後2年間で最大100万米ドルの寄付の約束を得たと伝えた。寄付のうちいくつかはマッチングファンドになるとされている。
GNOME Foundationはこの寄付を賞賛するとともに、この資金を使ってスタッフの増加や業務の改善に着手し、GNOMEプロジェクトおよびこれに関連する取り組みへの支援を拡大すると説明している。
100万米ドル(発表当時の換算で約1億9000万円ほど)という巨額の募金が、誰によって、何の目的で行われるのかは今のところ明らかにされていない。GNOME Foundationは今回の寄付でサポート対象を強化したり拡大することができるようになるものとみられる。
GNOMEは代表的なLinuxディストリビューションにおいてデフォルトのウィンドウプラットフォームとして採用されている。GNOME Foundationに限らず、オープンソース・ソフトウェアプロジェクトにはプロジェクトの活動を支援するファウンデーションが存在することがある。ファウンデーションにおける募金の集まり具合はプロジェクトごとにバラバラで、うまく運用できている団体もあれば、それほど資金の調達がうまくいっていない団体もある。