渋谷デザインとNTTドコモは5月24日、渋谷区内のフリーWi-Fiスポットを活用し、都市活性化と地方創生の実現および新たな事業収益を得るビジネスモデルの商用化を目指した実証実験を2018年5月25日から開始すると発表した。

  • 商用化後のビジネスイメージ

    商用化後のビジネスイメージ

同実験では、鹿児島市に関するイベント「鹿児島焼酎&ミュージックフェスin代々木公園」が開催される代々木公園の一部をフリーWi-Fiスポット化。広告ビジネスモデル「アドWi-Fi」の仕組みを活用し、Wi-Fi接続時に表示されるWebページ上で、鹿児島市の特産品や観光をPRするコンテンツを掲載することで、代々木公園を訪れた人に利用してもらう仕組みを提供する。

また、同実験では、渋谷区内の公共施設や観光案内所、民間施設の各所もフリーWi-Fiスポット化し、渋谷の街に関連する情報を紹介する。

ドコモは同実験によって得られた結果をもとに渋谷や地方都市と連携したコンテンツや、関連する広告の掲載による収益化を検討し、2018年度中の商用化を目指す。

実施期間は2018年5月25日から6月30日まで。実施場所は代々木公園、渋谷区役所仮庁舎住民戸籍課待合スペース、渋谷ヒカリエ区民サービスセンター、渋谷ハチ公前青ガエル観光案内所、MOSHI MOSHI BOX 原宿観光案内所、ライブハウスShibuya O‐EASTなど。