オウケイウェイヴは5月22日、「OKWAVE」の回答者がほかのユーザーから贈られた感謝の気持ちを可視化できるようにしたほか、「OKWAVE」や外部企業が利活用できるようにする新しい経済圏「感謝経済」プラットフォームの第1弾データ指標として、「感謝指数レーダーチャート」の提供を開始したと発表した。

  • 「感謝指数レーダーチャート」イメージ

これによると、近年、シェアリングエコノミー領域を中心に、他人からの評価や信用をもとに優待などが受けられるサービスの仕組み「評価経済」が広まっているという。

これを受け同社では、このの仕組みを善意や感謝の気持ちに置き換え、良いことをした人がより報われる社会を目指した新たな経済圏「感謝経済」プラットフォームを開発。その第1弾として、このたび「感謝指数レーダーチャート」の提供を開始した。

同チャートでは、OKWAVEの所有する4,700万件以上の「ありがとう」と、3,600万件以上のQ&Aなどのビッグデータを機械学習したAI「KONAN」を用いて、OKWAVEの行動データをもとに、どのくらい他者から頼りにされ感謝されているかをユーザーごとに可視化する。

これにより、ユーザーはQ&Aを通じたより良いやりとりを考えて行動するようになると期待できるほか、ユーザーの他者への貢献や感謝の気持ちを大きく後押し、日々の感謝を楽しむものとして、今後公開予定の「OK-チップ」などとも連携しながら「感謝の循環」を作り出す効果があるとしている。

今後、同プラットフォームでは、感謝指数レーダーチャートをもとにスコア化した感謝指数の提供や、OKWAVEとQ&Aデータベースを利用するネットワーク内でユーザー同士が利用できるトークン「OK-チップ」をブロックチェーンベースで発行し、感謝経済のベースであるユーザー同士の助け合いを促進していきたい考え。

また、ユーザーが持つ感謝指数は、OKWAVEが提供するプレゼントとの交換や感謝経済に賛同する企業・団体からの優待・特典、イベントへの参加権利など、社会全体から特典や優待を受け取れる仕組みへとつなげていく予定だ。