SCSKは5月22日、NTTアドバンステクノロジのRPA製品「WinActor」を活用し、SCSKのIT運用自動化製品、テスト自動化製品など、各種自動化ソリューションの導入ノウハウを詰め込んだ「SCSK WinActorソリューション」を同日から提供すると発表した。

「SCSK WinActorソリューション」は、導入前の検討に時間と費用がかかる、投資対効果を得るのに時間を費やさなければならないといった導入時における問題点や、運用ルールが不明確なまま導入を進めたため管理統制がとれていないロボットの乱立といった運用定着時における問題点を解決するためのサービスを提供するという。

同ソリューションは、「WinActor」の導入フェーズと定着フェーズの各ステップに対応した各種メニューを提供。さらに機能拡張も行える「WinActor」の各ステップにおいて、SCSKの技術者が業務の調査・分析の段階から実際の利用シーンでの運用・保守までワンストップでサービスを提供するという。

また、SCSKが得意とする各種ミドルウェア(EAI、EDI、BIなど)と連携サービスを提供する。

すでに、SCSK社内、SCSKグループで「WinActor」の活用を始めており、勤怠管理システム入力内容と勤務実態との差分確認や、販売製品に関する保守更新通知などの業務において一部自動化を実現しているという。その結果、勤怠管理業務においては、確認漏れ防止効果と合わせて年間300時間以上の作業時間が削減できる見込みだという。