日本ユニシスが展開する「収納サービスプラットフォーム」は、都市部を中心に需要が高まる"収納"を基軸に、様々な企業が展開するビジネスとこれを融合し、エンドユーザーの利便性を向上させるものだ。
利用者向けの会員情報管理や荷物情報管理などこれを管理する機能を備えるITサービスと宅配アセット、保管倉庫アセット、ラフサポートアセットやメンテナンスまでをサービスの範囲として連携するクラウドは、"エコシステム"として異業種のサービス事業者同士がお互いの技術やアセットを合わせたコラボレートとして提供されるのも特徴となる。
家事代行サービスを事業展開するベアーズは、1999年に"がんばる女性を応援する"企業として設立、2004年には家事代行ギフトチケットを発売、掃除や料理、洗濯・アイロンやお買い物など家事代行のプロフェッショナルとしてのノウハウを構築する企業だ。出産応援プランやお庭のお手入れ、ペットサービスと"人"が必要な業務を代行するプランが提供されている。
14日、両社は収納サービスプラットフォームを活かしたビジネスをスタートさせることを発表した。ベアーズが提供するマンションコンシュルジュサービスの顧客に対する付加価値サービスとして"なんでも荷物お預かりサービス"として提供する。使わないものを預けて部屋をスッキリとさせる「ボックス」と大きなモノなど1点1点ので保管する「ダイレクト」(23区内住所のみ)の2種類が用意される。共有部のみならず占有部までをワンストップで提供できるマンションのコンシュルジュサービスに荷物お預かりサービスを提供することで、居住者のニーズに新しい付加価値を追加するものだ。
「収納サービスプラットフォーム」は、2017年の5月に第一弾として、ポニークリーニング(穂高株式会社)と連携する「ポニー保管&宅配サービス」の提供開始を発表。衣類の保管&宅配という付加価値をサービスに加えた提供を実践しており、同サービスが順調に拡大してることも明かしている。クラウドを活用したプラットフォームが付加価値を生み出すことで新たなサービスとして相互価値を生み出すことが期待される。