デルとEMCジャパンは5月14日、マシンデータを分析し、ビジネスに反映することが可能な「Dell EMC Ready Solutions for Splunk」を発表した。
新ソリューションは、マシンデータ分析ツール「Splunk」に最適化された検証済みの構成「Ready Bundle for Splunk」および「Ready Systems for Splunk」の2つで提供し、ITインフラストラクチャの導入と運用にかかるTCO(総所有コスト)を削減するという。
Dell EMC Ready Bundle for Splunkは、Splunkに最適化された検証済みのシステム構成をベースに、多種多様なビジネス要件に合わせて、シングルノード構成から複数ノード構成までカスタマイズが可能。また、非構造化データの保存、管理、保護において「Dell EMC Isilon」を選択することで、大規模ビジネスへの拡張性も備えるとしている。
一方、Dell EMC Ready Systems for Splunkは「Dell EMC VxRail」と「Dell EMC VxRack FLEX」をそれぞれSplunkの特徴と組み合わせることで2種類のターンキーソリューション(「Dell EMC Ready System for Splunk on VxRail」と「Dell EMC Ready System for Splunk on VxRack FLEX」)として提供する。
新ソリューションは、ユーザートランザクション、顧客行動、マシン動作、IT運用分析、セキュリティ脅威、詐欺行為など大量で高速かつ多種多様なマシンデータを処理するように設計されているほか、シンプルなデプロイメントとスケーラビリティにより、Splunkの監視、解析、マシン学習機能の知見を活用することを可能としている。
Splunkを用いると、インフラストラクチャ、セキュリティソリューション、ビジネスアプリケーションにより生成された未使用のマシンデータの収集、分析、および分析結果に基づく行動を簡単に行うことができるため、課題解決までの平均時間を最大90%短縮し、運用パフォーマンスと業務実績を向上させるという。
価格(ハードウェア最小構成の標準価格)は、いずれも税別でDell EMC Ready Bundle for Splunkが320万円~、Dell EMC Ready System for Splunk on VxRailが240万円~、Dell EMC Ready System for Splunk on VxRack FLEXが個別見積もり。出荷時期は5月下旬を予定している。