大日本印刷(DNP)は5月9日、従来製品より輝度と透明度を大きく向上させ、明るい場所でも空中に鮮やかな映像が浮かび上がるような演出ができる、新たなフロントプロジェクター用透明スクリーンを開発したと発表した。

今回同社は、独自開発した特殊な光学レンズをスクリーンに用いることにより、透明性を向上させるとともに、効率よく視聴者側に光を向ける技術の開発に成功。これまでは困難であった明るい場所でも、より鮮明に空中に映像が浮かび上がるような演出が可能になったという。

  • 従来の透明スクリーン(左)、新発売の透明スクリーン(右)
  • 従来の透明スクリーン(左)、新発売の透明スクリーン(右)

    従来の透明スクリーン(左)、新発売の透明スクリーン(右)

今回のスクリーンを活用することで、明るさや透明性が求められる店舗のショッピングウィンドウやショールーム、工場の見学通路、イベント会場や車載用途などさまざまな場所に自由に設置でき、プロモーションを行うことができるようになる。

基本の画面サイズは40インチと80インチの2種類だが、ニーズに合わせてタイリングによる大型化も可能だ。