トレジャーデータとソフトバンクは5月7日、データドリブンなマーケティング事業の拡大を目的に、トレジャーデータのカスタマーデータプラットフォーム「TREASURE CDP(トレジャーシーディーピー)」とソフトバンクの広告配信プラットフォーム「SoftBank Ads Platform(ソフトバンク アド プラットフォーム)」の連携を視野に入れた協業に合意したことを発表した。

「TREASURE CDP」は、オンライン広告やマーケティング、CRM(Customer Relationship Management)領域のデータをはじめ、顧客一人一人の行動データや属性データなどを統合するカスタマーデータプラットフォーム。さまざまな企業が提供するマーケティング関連ツールやサードパーティーデータと「TREASURE CDP」との連携を進めることで、より多くの企業がパーソナライズを軸としたデジタルトランスフォーメーションを実現できるよう、取り組んできたという。

一方、「SoftBank Ads Platform」は、自社の独自データを活用することで高精度なターゲティングが可能な広告配信プラットフォームだ。

両社は、これまでの実績や事業の強みを生かしながら、データドリブンなマーケティング活動に欠かせない顧客独自のカスタマーデータプラットフォームの構築を推進し、そこに蓄積されたファーストパーティーデータを活用した多様なデジタルマーケティングサービスの提供によって事業拡大を目指す考え。

今回の協業では、ソフトバンクがトレジャーデータからカスタマーデータプラットフォーム構築に必要なノウハウの提供を受け、5月1日より「TREASURE CDP」の販売を開始する。

さらに、今夏には「TREASURE CDP」と「SoftBank Ads Platform」を連携させることで、顧客のファーストパーティーデータとソフトバンクの独自データを掛け合わせたより精度の高いセグメントに対し、適切なメッセージでより効率的かつ効果の高い広告配信の実現できるよう推進していく予定だ。