三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)とGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は5月8日、キャッシュレス決済を支える事業者向けの次世代決済プラットフォームの構築について協議を開始した。

これまで両社は、ネット取引の急拡大に対応したEC決済代行分野での提携事業などに取り組んでおり、決済ビジネスの変化の潮目を的確に捉え、付加価値の高いサービスの提供を目指す。

日本のキャッシュレス環境の現状を踏まえ、カード業務に強みを持ち、店舗などのリアル決済に優位性を有するSMBCグループと、ネット決済に強いGMO-PGそれぞれの強みを組み合わせ、ネット決済からリアル決済までシームレスに多様な支払手段をワンストップでサポートする包括的な次世代決済プラットフォームを構築するという。

  • 現在の姿

    現在の姿

  • 次世代決済プラットフォームので目指す姿

    次世代決済プラットフォームので目指す姿

事業者が「1つの決済プラットフォームと接続すれば、利用者のさまざまなニーズに応える多様な支払手段を低コストに提供できる」環境の実現を図る考えだ。

次世代決済プラットフォームでは、クレジットカードや電子マネー、デビットカードは勿論、QRコード決済や「銀行Pay」(GMO-PGが基盤システムを提供する銀行口座と連動してスマホアプリから即時に口座引落としなどができるサービス)などの新たな支払手段にもスピーディーかつ柔軟に対応していくという。