富士通とKofax Japanは5月8日、RPA(Robotic Process Automation)分野においてグローバルでの販売パートナー契約を締結したと発表した。
今回の契約締結により、両社は新規の市場開拓に関する活動を行い、まずは日本でのRPAソリューションの販売し、グローバルに順次展開していく。
多くの企業において、いまだ多数の業務プロセスが手動で行われており、RPAは人手による作業や繰り返しのタスクを自動化することで100%の精度を提供し、生産性や品質の向上、コスト削減を実現するソリューションとしてグローバルで導入が進んでいる。
Kofaxの「Kofax Kapow」は、人間の行動を模倣するロボットを使用することで、繰り返しの手作業でのタスクを自動化しつつ、継続的な改善を推進するRPAソフトウェア。現在、数十万に達するKapowロボットが世界中の550社以上の企業や組織に採用されており、運用効率の向上、顧客レスポンスの迅速化、コンプライアンスの向上、コスト削減を実現しているという。
両社は販売パートナー契約を通じ、協力して世界中のさまざまな業界における業務効率改善をRPAで支援していく考えだ。なお、富士通は3月末に英Blue Group、富士通ミドルウェアがUiPathと国内外におけるRPA分野での協業を発表し、RPAに注力している。
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