キヤノンITソリューションズは5月8日、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer(ウェブパフォーマ)」のアップデートを発表。V2.2をリリースする。
Web Performerは、ノンプログラミングで社内システムなどのWebアプリケーションを自動生成できる開発ツール。部門システムや基幹システム、基幹周辺システムなどを素早く開発できるという。
今回のアップデートにより、すでに自動化されていた画面の仕様書出力に加えて、データモデルの相関図やビジネスプロセスロジックのフローチャートを自動で生成できるようになる。従来、仕様変更の都度、手動で行わなければならなかった設計情報の修正を自動で実行できるようになるため、作業負担の軽減が可能だ。
また、新バージョンから、Web Performerによる設計情報の登録後、そのまま開発画面にてテストシナリオの作成・テスト実行ができるようになった。テストを自動実行できるようになることで、これまで地道にクリックして確認するといった作業負担がなくなるため、開発スピードの加速と業務の効率化を実現できるという。
また、一度作成したテストシナリオは、Web Performerにおいて、開発内容とセットで管理しておくことができるので、システム改修などが発生した際も、同様のテストシナリオを使って、テストを実行することができる。
さらに、新バージョンでは、クラウドサービスのアマゾン ウェブ サービス(AWS)へのデプロイを自動化できるようになる。アプリケーションを生成する際にAWSへのデプロイを同時に行うことができるため、スムーズにクラウド環境で利用を始められる。
価格は自社システム開発を目的としたWeb Performerのユーザーライセンスが3ライセンスで360万円~。第3者向けシステム開発を目的としたSI開発ライセンスが2ライセンスで150万円~だ(すべて税別)。
なお、今回のアップデートに伴い、Web アプリケーション自動生成ツール「Web Performer」と、ユーザー構築型ワークフロー「Web PerformerWf」、エンタープライズワークフロー「Web PerformerWf+」の3製品を「Web Performer オートメーションプラットフォーム」として刷新する。
「Web PerformerWf/Web PerformerWf+」のユーザーライセンスは、50ユーザーパックで「100万円~/270万円~」。「Web PerformerWf/Web PerformerWf+」のSI開発ライセンスは「100万円~/160万円~」だ(すべて税別)。