沖縄ヤマハは5月1日、OpenStreetのシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を活用したシェアサイクルサービスを開始した。また、同サービスにおいてアオランはOpenStreetとの戦略パートナー契約および九州・沖縄における総代理店契約として、地域特性に合わせたプラットフォーム構築を担う。

OpenStreetは、ヤフーの子会社であるZコーポレーションとソフトバンクの子会社であるSBイノベンチャーが出資する会社。

HELLO CYCLINGを活用したシェアサイクルサービスの利用者は、自転車を借用・返却できるステーションの検索から決済までの一連の手続きを、スマートフォンやパソコンで行うほか、ステーションであればどこでも自転車を返却することを可能としている。

  • 店頭には自転車が並ぶ

    店頭には自転車が並ぶ

沖縄ヤマハとアオランは、2020年8月までに那覇市エリアを中心に合計100のステーションの設置を予定している。その後は、展開エリアを離島にも広げ、沖縄県全域で気軽に利用できる短距離交通インフラとしてサービスを拡大することを目指す。

なお、HELLO CYCLINGを活用した自転車には、GPS機能が搭載された鍵であるスマートロックが取り付けられており、沖縄ヤマハとアオランはスマートロックで収集される自転車の走行データからステーションの効果的な設置場所などを分析して、住民や旅行客への便利で快適な移動手段の提供に取り組む。