Microsoftは2018年4月30日(現地日時)、同日にリリースしたWindows 10機能更新プログラム「Windows 10 April 2018 Update」に関する開発者向けアナウンスを公式ブログで行った。なお、本機能更新プログラムを適用するとWindows 10はバージョン1803へ更新される。
Windows 10 バージョン1803では、ONNXモデルによる機械学習の実行を可能とするWindows ML(Machine Learning)をサポートするが、他の機械学習プラットフォームを用いたモデルも変換して利用できる。新たに加わったタイムラインはユーザー活動を元に使用したアプリケーションやファイル情報を、MicrosoftアカウントやAzure ADアカウントを基盤として共有する機能だが、Microsoftは開発者にアダプティブカードの利用を改めて推奨した。
また、アプリケーション開発者向けには、TreeViewやPull to refresh、Content linksといった新しいコントロールの用意や、複数のインスタンスに対応するUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションを開発するマルチインスタンスの存在を強調する。これらの新機能を開発者が利用するには、Windows 10 バージョン1803および、最新のWindows 10 SDK(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=870807)が必要。Visual Studio 2017 バージョン15.7がリリースされた後はVisual Studio Installerを使って、Windows 10 SDK(10.0.17134)の適用を行う。
なお、Windows 10 バージョン1803に関する開発者向け機能は公式ドキュメントを合わせて参照することをお薦めしたい。
阿久津良和(Cactus)