NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は4月26日、RPAツール「WinActor」にフローティングライセンス対応の最新版「Ver.5.1」を6月から販売開始すると発表した。

WinActorは、日本企業の業務にマッチした純国産のRPAツールとして、金融業から物流・小売業と幅広い分野の企業に導入されている。

今回、パートナー企業各社やユーザーから要望の多かった、操作性・利用効率を向上させ、フローティングライセンスに対応したほか、Chrome、Microsoft Edgeブラウザ連携のためのライブラリを追加した。

フローティングライセンスはソフトウェアの使用許諾(ライセンス)の方式の一種で、ライセンスのみをサーバーで管理し、サーバーに繋がったどのコンピュータでも、ライセンス数の範囲内でソフトウェアをインストール・起動することができる方式。

同ツールは、ソフトウェアをインストールしたPC本体とライセンスを紐付ける従来からのノードロックライセンス方式だけでなく、新たにフローティングライセンス方式も販売。

フローティングライセンスとライセンス管理ソフトウェアをセットで購入することで、ライセンス数の範囲内ならどのPCでも、サーバ上のライセンス管理ソフトウェアからライセンスを取得し、同ツールを起動できるという。

  • フローティングライセンスの仕組み

    フローティングライセンスの仕組み

Chrome、Microsoft Edgeブラウザ連携のためのライブラリ追加については、ブラウザ(Chrome、Microsoft Edge)に開発者向けツールを追加し、当該ブラウザ関連のWinActorライブラリを用いることで、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Chrome、Microsoft Edge上での処理を自動化することを可能とした。

価格は、WinActor Ver.5.1のノードロックライセンス版がフル機能版で90万8000円、実行版が24万8000円、フローティングライセンス版+ライセンス管理ソフトウェアがオープン価格となる。

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