大日本印刷(DNP)は4月25日、複数の金融機関と、金融サービスのセキュリティおよび利便性向上に向けて本人認証アプリ・本人確認アプリの活用を共同で検討・推進していくことで基本合意した。第1弾として、各金融機関と同アプリの開発に向けた実証実験を開始する。

DNPと参加金融機関は、決済口座の登録や郵送などによる本人確認書類のやりとり、複数のパスワード管理などの負荷軽減を目的とし、DNPが開発したアプリを活用した顔認証機能の実証実験を共同で実施。期間は2018年4月から6月で、各金融機関とDNPの関係者を被験者として、事前に運転免許証を撮影し登録した顔写真データと、スマートフォンのカメラで撮影した顔写真との照合などにより、不正利用でないことを確認する。

  • 本人認証アプリ・本人確認アプリ

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また、実証実験には基幹システムベンダーも参画し、オープンAPIとの連携について検討を進めていく。

参加金融機関は大垣共立銀行、九州フィナンシャルグループ、紀陽銀行、京都中央信用金庫、七十七銀行、農林中央金庫、八十二銀行、広島銀行、ふくおかフィナンシャルグループ、北陸銀行、山口フィナンシャルグループ、ゆうちょ銀行、横浜銀行、りそな銀行。