LINE Financialと損害保険ジャパン日本興亜は4月25日、損害保険領域における業務提携を締結したと発表した。

LINE Financialは、将来のキャッシュレス・ウォレットレス社会を見据え、金融事業領域をさらに強化し、「LINE」上で仮想通貨交換や取引所、ローン、保険といった、さまざまな金融関連のサービスを提供する準備を進めている。

損保ジャパン日本興亜は、保険事業サービスに加えて、近年では、シリコンバレーと東京、イスラエルの3拠点に「SOMPO Digital Lab」を設置し、国内の保険会社として初めてスマートフォンを活用した「テレマティクス保険」の開発や、コールセンターでAIや音声認識技術を活用するなど、デジタル技術を活用した革新的なサービスを展開している。

今回の業務提携により、損保ジャパン日本興亜が有する損害保険会社としてのノウハウやデジタル技術に関する知見と、LINE Financialの日本国内で月間利用者7300万人を超える「LINE」のユーザーベースと若年層へのリーチ、デザイン設計を生かし、コミュニケーションとInsurTech(Insurance + Technology)を融合した新たな保険サービスとして、スマートフォンで手軽に簡単に購入・相談・請求ができるスマホ特化型保険サービスの構築・提供を目指す。

これにより、これまで保険に興味や関心のなかった層にまで市場を広げ、人と保険の距離を近づけ、将来的には「LINE」ならではの新しい保険サービスを提供するなど、保険業界の「ゲームチェンジ」を共に目指していく。