富士通は4月19日、インターネット広告配信を高度化する「FUJITSU Intelligent Data Service AD Drive 運用型マーケティングサービス(以下、AD Drive 運用型マーケティングサービス)」を企業のマーケティング部門向けに販売開始することを発表した。
「AD Drive 運用型マーケティングサービス」とは、インターネット広告配信事業を手掛けるパートナーと連携し、国内のインターネット広告媒体に広く効率的な広告配信を行うもの。従来、企業が外部に委託していた広告枠の買い付けや配信対象となる顧客のターゲティングなどインターネット広告出稿にまつわる各種作業を、同社のパートナーと連携して行い、国内の幅広いインターネット広告媒体へ広告配信が可能だ。
また、同サービスとデジタルマーケティングソリューション「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360(以下、CX360)」を連携することで、企業の基幹システムに蓄積された顧客データとWebサイト上のサイト訪問者の行動データをリアルタイムに統合し、それらのデータをAI技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai(以下、Zinrai)」で機械学習させる。
そこで抽出された各Webサイトにおいてコンバージョン率の高い顧客の行動データをもとに、類似するサイト訪問者に対して効果的な広告配信を実現。さらに、ターゲティング戦略の立案から配信実績のレポーティングや改善提案まで、企業のインターネットにおけるプロモーションに関する一連の流れを支援する。
発表によると同社は、「AD Drive 運用型マーケティングサービス」を活用した社内実践を実施。これまで蓄積してきた基幹データとパートナーが保有するオーディエンスデータを「Zinrai」で機械学習させ、コンバージョン率の高いユーザーを抽出・活用した。その結果、インターネット広告予算に対して、見込顧客情報の獲得を約2.5倍に増やすことができたという。
なお、販売価格は個別見積もりとなる。