IIJグローバルソリューションズは4月18日、海外や地方拠点の工場など遠隔地の設備をリモートでメンテナンスする「Global Remote Maintenance Service(グローバル リモート メンテナンス サービス、GRMS)」を5月1日から提供開始すると発表した。
新サービスの主な特徴として「リモート保守によるコスト削減、業務の効率化」「機器・回線調達から構築、保守までワンストップでサポート」「既存システムを変更する必要がなく、容易に導入が可能」の3点を挙げている。
リモート保守によるコスト削減、業務の効率化については、海外や地方拠点の工場など専任技術者が不在となる現場においても、遠隔での設備保守が可能になるため、本社から技術者が赴くなどオンサイト保守のコストが削減できるとともに、本社側で設備の運用状況など一元管理でき、業務の効率化を実現するとしている。
ワンストップのサポートに関しては、現地に設置するサービスアダプタのほか、接続回線・クラウドサービスなどトータルに調達、構築を可能とし、運用・保守・ヘルプデスクまでワンストップで提供・サポートするため、ユーザーの運用負荷を軽減するという。また、提供可能国は36カ国となり、ヘルプデスクは24時間365日対応し、海外拠点でも導入できる。
既存システムを変更する必要がなく、導入が可能な点については、リモートアクセスはTLS 1.2(AES 256bit)に準拠し、第三者機関による安全性認証を取得するなど、セキュリティを確保。
現地にVPN接続や専用線などは不要で、ファイアウォールなどの既存ネットワークに変更を加える必要もなく、サービスアダプタを設置するだけでセキュアにリモート保守が可能になるため、容易な導入を可能としている。
サービスアダプタには、Wi-Fi、LANやUSBポートのほか、RS-232C(シリアルポート)など、接続用インタフェースが複数あり、古い設備などにも対応できるという。参考価格は、初期料金が9万6000円~、月額料金が2万5000円~。