クラリオンは4月17日、商用車の各種車載情報をクラウド上のデータベースに蓄積したサービスプラットフォーム「SAFE」(Smart Access for Enterprise、セーフ)を新たに構築・活用し、業務用車両向けクラウド活用型車両管理サービス「SAFE-DR」(Smart Access for Enterprise-Drive Recorder)の提供を5月から開始すると発表した。
新サービスは、ドライブレコーダーと専用サーバの双方向通信を可能とし、走行時の車両情報をはじめ、イベント情報を含む保存映像や走行中車両のライブ映像などをサービスプラットフォームへアップロードする。
運行管理機能は、リアルタイムの走行軌跡表示や運転情報帳票(日報・月報・期間指定報)生成を、運転評価機能は優良ドライバーを育成し、車両事故削減に向けた効果的なサービスをそれぞれ提供するという。
また、要望が多い映像記録メディア(SDカード、HDDなど)の遠隔操作フォーマット機能を搭載し、録画エラー発生時に管理画面からのフォーマットが可能。
運行管理者は、Web画面からサーバにアクセスするだけで、リアルタイムで車両の位置やドライバーの運転状況を確認でき、稼働車両の事故リスク管理、緊急時の対応など、安全運行支援マネジメントと正確な稼働台数把握による経費削減、指導改善のため省人化の管理と運用が実施できるという。
新サービス上のデータは、カスタマイズすることでシステム連携にも対応し、データを自社システムで活用したいなどの要望や、将来のデータ活用時代を見据えた取り組みを可能としている。