フィジオコントロールジャパンは、Wi-Fi接続により同社のクラウド型AED管理支援サービスに対応する「ライフパック CR2 自動体外式除細動器(AED)」を日本で販売開始した。出荷開始は5月に予定されており、価格は36万5,000円(税別)。
ライフパック CR2は、Wi-Fi接続などの技術を用い、より直感的な操作を可能にするデザインを施した自動体外式除細動器(AED)。同製品は、同社のクラウド型AED管理支援サービス「ライフリンクセントラル AEDプログラムマネージャー」に接続することで、AEDを設置・管理する人が機器を遠隔から監視し、バッテリーの低下や電極パッドの使用期限切れなど機器の状況を管理し、Eメールによるアラートを受信することもできるという。
また、同製品が使用され、電極パッドが患者に装着された様子を報告する機能も備えている。さらに、小児モードボタンにより、同じ電極パッドで未就学児患者に使用することも可能で、オプションのバイリンガル機能により、救助者が予め設定された第二言語に切り替えることもできるという。
同社の松尾英樹ビジネスディレクターは、「突然の心停止からより多くの命を救うためには迅速な対応が必要です。」との考えを示し、「救命に携わる人、物、情報がつながり、特に医療従事者へ連携することで、より良いケアの基盤を構築し、効率的なAEDプログラム管理を可能とします。ライフパック CR2は、ダイレクトにクラウド接続する利点を最大限活用でき、救助者の質の高いCPRをサポートし、除細動が必要な場合には従来製品よりも早く電気ショックを施すことができるようにデザインされています。これは、音声によるガイダンスと多様な環境でのCPR実施をサポートする自動機能によりユーザーの不安を少しでも取り除く、これまでにない新しいアプローチです。」と説明している。
なお、同製品に関する詳細は、同社Webサイトで閲覧可能となっている。