三井不動産は4月13日、ビル管理における効率化を目指し、新しい業務用清掃ロボットをパナソニックと共同開発したことを発表した。
今回開発された業務清掃用ロボットは、清掃中の音声ガイドに加えて、警告ライトや障害物を判断するセンサー、接触時の自動停止、動作中の周辺状況を記録するドライブレコーダー、異常停止時におけるスタッフのスマートフォンへの警報発信など、多くの安全技術を搭載。「人間とロボットが共に、安全に清掃作業を進めていく」ことを目的に開発が行われた。
また、同ロボットは、細やかなセンシングとコントロールによる走行制御で、壁際ぎりぎりまで自動で掃除できるのだという。
2018年2月に竣工した東京ミッドタウン日比谷のオフィスフロア清掃業務に正式導入。4月からはショッピングセンター「ダイバーシティ東京プラザ」にも導入し、商業施設においてもICT活用による施設管理業務の省人化を推進していくとしている。三井不動産では、今後竣工するオフィスビルなどに順次この清掃ロボットを導入していく予定だ。