ラティス・テクノロジー(以下、ラティス)は、タブレットやスマホなどマルチデバイス環境で利用可能な3Dコラボレーションを実現するWebソリューション「XVL Web3D Manager」を販売すると発表した。販売開始予定日は4月27日となっている。

  • ソリューションコンセプト

    ソリューションコンセプト

同ソリューションは、同社の軽量3Dデータ「XVL」の3Dモデルをそのままサービスコンテンツとしてタブレット端末向けに配信可能にしたもの。XVLは、3D活用ソリューションとして製造業で幅広く採用されており、現在では、設計情報に対応したXVLを社内活用するだけでなく、そこから作成された3Dサービスドキュメント類を社外へ配信することへのニーズが高まっているという。

同社はこれまで、設計の3Dモデルからイラストを簡単に生成し、生産性向上を実現するサービスドキュメント作成ソリューションを提供してきたが、紙マニュアルやパーツカタログは情報が更新されない、流通コストが高いといった課題があった。一方、デジタル配信するには利用者の多様な閲覧環境に対応できていないという課題があったという。

  • 利用フローと優位性

    利用フローと優位性

同ソリューションでは、3Dアニメーションでサービス手順を分かりやすく可視化できるので、利用者は自分の利用しているブラウザで直感的に手順を理解することができる。また、設計の大規模3Dモデルを利用して、サービスドキュメント作成からタブレットへの配信までひとつのフォーマットで一気通貫するXVLならではの特徴で、製造業サービス部門のドキュメント作成と配信作業を劇的に効率化。さらに、タブレットをかざすとあたかも目の前に3Dモデルがあるかのような、利用者が直感的に情報を把握できるコンテンツの提供も、今後予定されているとのことだ。

なお、同ソリューションは、5月11日に東京、8月3日に名古屋で開催される「XVL 3次元ものづくり支援セミナー2018」に出展される予定になっている。