日本コンピュータ・エイディッド・テクノロジ(以下、jCAT)は、WindowsマシンにUSBメモリを挿入するだけで、Raspberry Pi(以下、ラズパイ)のプログラミング環境となるプログラミング・システムを4月18日に発売出荷すると発表した。

USBラズパイ「触」は、Windowsマシンがあれば、ラズパイを購入しなくても、ラズパイのプログラミング環境が実現できるようになるプログラミング・システム。ラズパイは、イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されているARMプロセッサを搭載したボードPCで、教育用PCとして2012年から出荷され、爆発的に普及している。プログラミング教育にとても優れていると同時に、IoTへの応用にも広がり始めている。

今後、2020年からの小学校でのプログラミング教育や社会の変化に対応すべく、学校や塾、企業では、プログラミングの学習にプログラミング・システムが必要になってくるという。また、プログラミングの学習には、家庭での復習・宿題が非常に重要となるため、教室と家庭にWindowsマシンがあれば同じプログラミング環境を再現できる同製品を利用することで、学習効果の向上が期待できるということだ。

USBラズパイ「触」の対応Windowsマシンは、USBブート可能で64bit対応のマイクロプロセッサを搭載するWindowsマシンとなっている。なお、同製品は、Windowsマシンのマイクロプロセッサは使用するが、Windowsの基本ソフトは使わず、ハードディスクへのアクセスは行わない。販売形態は、学校・塾・企業での利用を対象とし、1パッケージ10個入りで販売される。価格は9万8,000円で、大阪府下の地域限定で販売を開始し、その後全国展開を予定しているという。無店舗直販のため、購入は同社Webページからの問い合わせが必要となる。