キーサイト・テクノロジーとNTTドコモは4月10日(米国時間)、5Gモバイルアプリケーション向け高周波数帯チャネルサウンディング(空間電波伝搬特性)に関する研究プロジェクトとして、28GHz帯チャネルサウンディングソリューションの提供を行ったことを発表した。
具体的には、5Gの通信システムのエアインタフェースの特性解明に向け、キーサイトの28GHz帯対応の5G MIMOチャネルサウンディングリファレンスソリューションが提供された。キーサイトでは、効率的で括弧とした5Gチャネルモデルの設計に向け、5Gサウンダを広帯域MIMOデータキャプチャ技術と組み合わせることで、角度の広がりを僅かな回数で測定し、マルチパスパラメータの分解能を向上させることを可能にしたとしている。
なお、両社は先だって、60GHzの研究プロジェクトでも協力しており、その研究成果については、電子情報通信学会にて発表されるなど、5G業界に向けて情報公開が行われている。