LINEは4月5日、ブロックチェーン基盤技術およびその応用サービスの研究・開発を行う専門組織として「LINE Blockchain Lab(ライン ブロックチェーン ラボ)」を設立したことを発表した。
「LINE Blockchain Lab」では、公開されたブロックチェーン技術を応用したdApp(Decentralized Appsの略称で、ブロックチェーン技術などを用いた分散型のアプリやサービスを指す)の開発や、P2Pネットワーク(専用のサーバーを介さず、接続された端末同士が直接通信する方式)による分散システムや暗号化技術の研究を行い、独自ブロックチェーンプラットフォームの開発に取り組む。
研究・開発された技術は、既存の「LINE」関連サービスへの応用に加え、2018年1月に設立したLINE Financialをベースとして準備・検討を進めている仮想通貨交換および取引所やローン・保険などのさまざまな金融事業への応用、独自ブロックチェーンプラットフォームのオープン化などを目指すことで、ユーザー参加型の新しいサービスモデルの構築を推進していく。
なお、設立に伴い「LINE Blockchain Lab」では、ブロックチェーンプラットフォームおよび応用サービスの研究・開発を担当するエンジニア職の採用を積極的に行い、年内に30人規模の組織を目指すとしている。