シーメンスヘルスケアは、イメージングの側面からさらに安全で高度な治療を支援する新しいコンセプト「nexaris Therapy Suites(ネクサリス セラピー スイート)」を発表した。

  • nexaris Therapy Suitesに含まれるIVR-CT「nexaris Angio-CT」

    nexaris Therapy Suitesに含まれるIVR-CT「nexaris Angio-CT」

昨今、ニーズが高まっている低侵襲治療において、CTやMRI、血管撮影装置の画像は、治療前だけでなく治療中にその達成度や合併症の有無を判断するのに重要な役割を担っている。しかし、治療中に複数のモダリティ画像を撮影するには大掛かりな患者移動が必要で、患者および術者の負担や安全性への配慮、治療時間の増加が課題となっていた。

今回、同社が発表した「nexaris Therapy Suites」は、複数モダリティのシステムの融合や患者寝台プラットフォームの共有により、治療中にMRI、CT、血管撮影装置をシームレスに利用することを可能にした。患者の移動を最小限に抑え、高い安全性と容易な操作により、快適な環境下で高度な治療を支援する。

「nexaris Therapy Suites」には、血管撮影装置とCTを組み合わせたIVR-CT「nexaris Angio-CT」、X線透視・撮影装置とMRI、CTを組み合わせた「nexaris Angio-MR-CT」がラインナップされ、施設のニーズに合わせた最適な治療支援ソリューションの 提供が可能となる。

なお、シーメンスヘルスケアは、4月13日〜15日にパシフィコ横浜にて開催される「ITEM 2018 (国際医用画像総合展)」に出展し、同社ブースにおいて「Artis Q TA」と「SOMATOM Definition Edge」を組み合わせた、nexaris Angio-CTを含む数多くの製品やサービスが紹介される。