Googleは4月2日(米国時間)、「Noodle on this: Machine learning that can identify ramen by shop」において、同社が提供している機械学習サービス「AutoML Vision」の活用事例として、ラーメンの画像からラーメン店を推測する取り組みを紹介した。
この取り組みを行ったのはデータサイエンティストの土井賢治氏。首都圏近郊の計41軒の「ラーメン二郎」のラーメンの画像データを集めて学習を実施したとしている。記事では、ラーメン二郎のラーメンの写真48,000セットをコンパイルしてAutoML Visionにアップロードし、24時間の学習時間を経て、最終的に94.5%という精度が実現したことを報告している。
機械学習は現在、最も注目されている技術の1つ。さまざまな分野で機械学習を使ってサービス提供や業務改善などに取り組まれているが、機械学習に詳しい技術者の供給が需要に追いついていない状況がある。AutoML Visionは機械学習に詳しくない技術者でもこうした技術が利用できることを目指し提供が開始されたサービスであり、Googleは今後もこうしたサービスをさらに提供するとしている。