オウケイウェイヴは4日、同社運営のQ&Aポータル「OKWAVE」の回答者に他のユーザーから贈られた感謝の気持ちを内部限定トークンを使いスコア化し、外部企業が利活用できる経済圏「感謝経済プラットフォーム」の開発の開始を発表した。
プラットフォームは、「OKWAVE」内限定トークンを発行し感謝度や信頼度をスコア化、ユーザーを優待する仕組みと、この感謝指数を外部企業が利活用できる仕組みを開発する。賛同企業の提供する優待や特典、自治体や基金などへの寄附にも使えるようにするという具合に枠組みを広げていくことで"感謝経済圏"を作り出そうという試みだ。
シェアリングエコノミーの拡大とともにユーザーの相互評価の重要度も増している。信頼度の高いユーザーには不動産の敷金の免除やシェアサイクルの保証金免除を行うなど海外のシェアリングビジネスでは大きな役割を果たし始めていることが公式サイトには掲載されている。
感謝指数システムは6月にスタートする予定で、OKWAVE独自人工知能「KONAN」やブロックチェーン技術を活用する。現在、フリーランスママによる在宅型クリエイティブ制作を行うマムズラボ株式会社、製造業・技術系Q&Aサイト「技術の森」を展開するNCネットワークが賛同を表明している。指数スコアの外部企業利用の仕組みは7月に予定しており公式サイトでは、参加社を募集している。