日本デザイン振興会は4月4日、2018年度グッドデザイン賞の応募受付およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦受付を開始した。

  • 2018年度グッドデザイン賞 ロゴ

    2018年度グッドデザイン賞 ロゴ

グッドデザイン賞は、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、さまざまな分野から見いだし広く伝えることを目的として、1957年に創設されたデザイン賞。今回、新たな審査委員長として柴田文江氏(プロダクトデザイナー・デザインスタジオエス代表・武蔵野美術大学教授)、審査副委員長に齋藤精一氏(クリエイティブ/テクニカルディレクター・ライゾマティクス代表取締役社長)が就任したことを発表した。製品分野を中心にデザインの実績が豊富な柴田氏と、既存の領域を横断するクリエイションを担う齋藤氏を中心とした審査体制により、多様化が進むデザインの可能性をさらに豊かに読み解くことが期待される。

  • (左)柴田文江氏、(右)齋藤精一氏

    柴田文江氏(左)、齋藤精一氏(右)

また、社会における重要なテーマである「ビジネス」、「地域社会」、「技術発展・伝承」に焦点を定めた新賞「グッドフォーカス賞」を制定。それぞれのテーマに対する、先駆的なデザインを顕彰する。

主なスケジュールは、応募受付期間が4月4日~5月23日、一次審査、二次審査期間は5月31日~9月4日、受賞発表(グッドデザイン賞、グッドデザイン・ベスト100)が10月3日、グッドデザイン・ベスト100デザイナーズプレゼンテーションが10月10日、祝賀会・大賞選出会、発表(大賞、金賞、グッドフォーカス賞)は10月31日、そして10月31日〜11月4日には受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」が予定されている。

応募対象は、2019年3月31日までにユーザーが購入または利用でき、2018年10月3日の受賞発表日に公表できる商品、建築、アプリケーション、ソフトウェア、プロジェクト、サービス、システムなどものごと全般。 応募資格は、応募対象の事業主体者、およびデザイン事業者(岩手・宮城・福島の各県に事業本拠地を置く応募者については応募費用を免除)。応募方法は、グッドデザイン賞 Webサイトの専用ページで必要事項を登録する。締め切りは5月23日。