マクニカは4月3日、同社グループ各社のAI領域におけるビジネスを統合し、AIソリューションサービスを始動すると発表した。
AIソリューションサービスは、AIパートナーを活用したインテグレーションビジネス、海外パートナー製品を提供するビジネス、同社グループが提供するAIに関するコンサルティング・エンジニアリングサービスの3種類で構成。
インテグレーションビジネスでは、製造業における工場のシステムインテグレーションや産業機械へのソフトウェアの組込みを中心に、センサからデータの収集・加工・分析までをトータルで提供する。今後、製造業に加え、交通インフラ、住宅設備、建設をターゲットに展開。また、AIを利用する自動運転ソリューションおよびサービスの提供も進めていく。
海外パートナー製品の提供に関しては、ネットワーク事業を担うマクニカネットワークスではサイバーセキュリティ、ネットワーク機器、クラウドサービスを中心に海外の最新ソリューションを輸入、付加価値を付けて販売。
このような状況を踏まえ、AIに特化した海外の最新ソリューションのポートフォリオ強化に注力するとともに、海外での先行的なユースケースを国内企業に展開し、国内におけるAIの利用支援を加速する。
コンサルティング・エンジニアリングサービスについては、AIを実装するためには、ビジネス課題とAI技術の両方を理解することが鍵となることから、幅広い知識と経験が必要になる。そのため、同社グループ各社のコンサルタントやエンジニアが、グローバルに獲得した知識と経験を生かし、ユーザー企業のビジネス課題とAI技術を繋ぐ支援をする。
なお、米H2O.aiのVice Presidentを務めていたAvkash Chauhan(アヴカッシュ チャウハン)氏をAIソリューションサービスのリーダーの一員として迎え入れる。