インターネットイニシアティブ(IIJ)は2日、AWS対応など同社提供の「IIJ 統合運用管理サービス」の拡充を行うことを発表した。
クラウドのリソースやセキュリティなどシステム管理者がウオッチしなければならない範囲は広がる一方だが、「IIJ 統合運用管理サービス」は、クラウドからオンプレミスまで点在するシステムの包括的な監視・運用の一元管理を提供する同社サービスで、クラウドからオンプレミスまで、システム環境や運用体制に応じたメニューを提供している。監視項目にはPingやPort監視、URL階層監視などの最低限の監視機能を低価格で提供する"簡易監視"からDNS、FTP、POP/SMTP、各種SQLやOracle、RADIUSやLDAPなどサーバやDBなどの「接続監視」、内部ポートやルートキット、コンテンツ改ざんも含む「セキュリティ監視」に「ログ監視」や「リソース監視」、「Cloud監視」などを提供する"標準監視"など24時間365日の監視を実現。提供される運用サービスも、事前に取り決めたコマンドセットやスクリプトを自動で行う「自動オペレーション」から、リモート環境で実施する「標準運用」、手順書に基づいたシステム障害調査や復旧対応を行う「拡張運用」、カスタムオーダー設計を提供するフルアウトソース型の「エンタープライズ運用」まで状況や予算に応じた形が用意されている。
同社はこの「IIJ 統合運用管理サービス」の機能拡充やシステム監視範囲の拡大を2日に発表した。一次問い合わせ窓口となる24時間365日対応の「統合サポート窓口」に、新たにAWSとMicrosoft Office 365のサポートを追加(同社経由でAWSやMicrosoft Office365のライセンス購入ユーザーが対象)。標準監視に、Amazon CloudWatchとの連携によるAWS監視とAWSログ監視の2機能を追加、メトリクスを用いてAWS上で実行するアプリケーションのモニタリングが可能になり同社のサービスがAWSにも拡張できるようになる。