サイバーエージェントは4月2日、AIベンチャー企業のABEJAと共同出資の新会社「CA ABEJA(シーエーアベジャ)」を設立したと発表した。

  • CA ABEJA

CA ABEJAでは、ABEJAの保有する「IoT」「ビッグデータ」「ディープラーニングなど最先端のAI技術」のテクノロジー展開および画像解析分野のノウハウと、サイバーエージェントが保有するデータを生かすことで、新世代の広告クリエイティブ制作の研究・開発を強化し、最適かつ大量の高品質な広告クリエイティブ制作を行う。

また、ABEJAが展開する小売り・流通業界向けSaaS「ABEJA Insight for Retail」の販売を開始するとともに、サイバーエージェントが展開する位置情報ターゲティングツール「AIR TRACK」と連携したAIプラットフォーム商品の開発を行うことで、広告から集客・購買までのワンストップ分析を可能にし、企業のマーケティング活動における購買率向上の実現を目指す。

サイバーエージェントでは、これまでも「AI Lab」「AI クリエイティブセンター」において広告クリエイティブの自動生成に関わる研究・開発を行ってきたが、CA ABEJAとは研究・開発を切り分け、それぞれの得意領域を生かし、サイバーエージェントグループ全体で、テキストや動画、3DCGなどあらゆる広告クリエイティブ自動生成の研究・開発していくという。

なお、出資比率はサイバーエージェント60%、ABEJA40%だ。