バックグラウンドチェックサービスを提供しているTruthFinderはこのほど「Equifax Hack: What Happened In The Dark Web?」において、2005年から2018年までに発生したデータ漏洩に関するデータをまとめたインフォグラフィックを公開した。これまで明らかになっているデータ漏洩に関する情報がわかりやすくまとまっている。

企業によるデータ漏洩の件数は年々増加している。2005年には157件だったデータ漏洩だが、2017年には1579件にまで増加し、12年で10倍ほどに増加したことが示されている。

  • データ漏えいセキュリティインシデントインフォグラフィックの一部 - 資料: TruthFinder提供

    データ漏えいセキュリティインシデントインフォグラフィックの一部 - 資料: TruthFinder

TruthFinderはインフォグラフィックの中で、過去最大のデータ漏洩として次の3つを取り上げている。

  • 最大規模のクレジットカードのデータ漏洩 - Heartland Payment Systemsから1億3,00万件のクレジットカードデータ情報が漏洩 (2009年)
  • 最大規模のヘルスケアデータ漏洩 - Anthem Blue Crossから7,880万件の個人情報が漏洩 (2015年)
  • 最大規模のソーシャルセキュリティデータの漏洩 - Equifaxから1億4,450万件の個人情報が漏洩 (2016年)

大規模なデータ漏洩が減少する傾向は見られず、今後も発生する可能性が高い。漏洩したデータはダークWebで流通し、他のサイバー攻撃に悪用されることがあり注意が必要。