デンソーは、同社のグループ会社で金属プレス部品の製造を行うデンソープレアスとデンソー機工の2社は、7月1日に経営統合することを発表した。
車の電動化や自動運転の進展により事業環境が大きく変化する中、今後は新技術が必要となるプレス部品の開発対応と市場拡大が期待される海外地域での生産対応が、ますます必要になる。
デンソーは今回の経営統合に至った理由について、プレス部品の開発対応と市場拡大を競争力ある形で実現するためには、高精度金型に強みを持つデンソーとこれまで以上に連携強化を図るとともに、製造面でそれぞれの強みを持つプレス会社の2社が統合し、プレスの核となる会社が必要であるとの判断によるものだとしている。
統合会社はデンソーの各部門との連携強化により、量産技術・製造力の強化を図り、電動化システムや自動運転システムを支えるプレス部品を通じて、環境に優しく、安全快適なモビリティ社会の実現に貢献していくということだ。
なお、統合会社の社名は「デンソープレステック」、所在地は愛知県豊川市萩町、設立年月は2018年7月で、資本金は3,250万円。出資比率はデンソー 100%、人員数は378人(設立時)、事業内容は自動車関連部品の試作・製造・販売。