オラクルは28日、自動運用型のデータベース・クラウド「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」の提供を開始した。

「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」は機械学習を搭載し自動化を進める同社の「Oracle Autonomous Database」をベースとした最初のサービスとなり、データベース管理やセキュリティなど主要プロセスが自動化されるもので、工程の削減やセキュリティ向上など企業ユーザーのパフォーマンスの大きな向上が期待できる。同社データベース・サーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソン氏は、自動稼働(Self-Driving)、自動保護(Self-Securing)、自動修復(Self-Repairing)といった進化が世界42万社のユーザー企業のデータ管理・保護の方法を大きく変えるものとなることを述べている。

米Oracle本社で開催されたイベントでは、パートナー企業でのテスト稼働の状況も発表されているが、数分から数時間で構築できる導入の容易さ、制御システムに必要なストレージの伸縮への自動対応など、多くの分野でメリットが期待できることを述べている。

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