京セラTCLソーラー合同会社は、千葉県市原市に建設していた日本最大の水上設置型太陽光発電所である「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の完成にあたり、森田健作千葉県知事の出席のもと、竣工式を執り行ったと発表した。なお、同発電所は3月5日より運転を開始している。

  • 千葉・山倉水上メガソーラー空撮写真

    千葉・山倉水上メガソーラー空撮写真

同社は、東京センチュリーと京セラが共同出資する合同会社。同発電所は、千葉県水道局が管理する工業用水専用の山倉ダムの水面約18万m2に京セラ製太陽電池モジュール5万904枚を設置したもので、年間予想発電量は約1,617万kWh(一般家庭約4,970世帯分の年間電力消費量に相当)となる見込みだという。発電した電力は、全量を東京電力エナジーパートナーへ売電される。

京セラTCLソーラー合同会社は、2012年8月の設立以来、同発電所を含めて全国で61ヵ所、合計約184.7MWの太陽光発電所を開設している。水上設置型発電所は本発電所で7ヵ所目となり、日本国内に数多くあるダムやため池の有効活用を図るとともに、再生可能エネルギーの普及・促進に努めているということだ。