LG Electronicsは2018年3月19日(現地時間)、「WEBOS ENTERS NEXT PHASE AS GLOBAL PLATFORM UNDER LG’S STEWARDSHIP|LG Newsroom」において、webOSのオープンソースエディションの公開を開始したと発表した。ソースコードやツールは「webOS Open Source Edition」からダウンロード可能。ガイドやフォーラムなども用意されており、webOSに関するコミュニケーションもとれるようになっている。
webOSはLinuxカーネルベースのマルチタスクオペレーティングシステム。HTML5やCSS3などのWeb技術を取り込んでおり、新しい開発者が取り組みやすいようになっている。もともとはPalmによって開発されていたオペレーティングシステムで、2013年に実質的にLG Electronicsが事業を取得し、同社のTVプロダクトに搭載する形で利用を開始していた。
Net Applicationsの調査結果によると、モバイル向けオペレーティングシステムとしてもタブレット向けオペレーティングシステムとしてもwebOSはシェアを獲得しているものの、その割合は0.00%と表示されており0.01%に到達していないようだ。webOSのオープンソースエディションを公開した背景には、シェアの拡大を図る狙いがあるものと見られる。