XYZプリンティングジャパンは、オープンフィラメントが可能なプロフェッショナル向け小型3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0 Pro」と、小型・軽量ながらも十分な造形面積を持つ低価格帯の機種「ダヴィンチ nano ホワイト」を発表した。発売日は4月2日で、価格は「ダヴィンチ Jr. 1.0 Pro」が6万9,800円、「ダヴィンチ nano ホワイト」が2万7,800円(いずれも税別)。
「ダヴィンチ Jr. 1.0 Pro」は、他社製のフィラメントが使えるオープンフィラメント式のプロフェッショナル向け小型3Dプリンタ。他社製のフィラメントを使用する場合は、PLA、タフPLA、PETG素材で直径1.75mmのフィラメントのみ対応している。また、9点校正システムを搭載し、プリントモジュールとプリントプラットフォームの距離を正確に感知することができるようになったため、今まで以上に高品質な造形が可能になった。さらに、3Dプリンタソフトウェアである「XYZware Pro」では、温度、速度などの各種パラメーターの設定が可能になため、印刷速度を最大100mm/秒まで向上することができ、造形時間も短縮可能。また、ウインドダクトを搭載し、冷却効果を強化させたことで、さらに綺麗な造形が実現できるようになったということだ。
「ダヴィンチ nano ホワイト」は、体積が同社の販売する「ダヴィンチ mini」の60%で、製品重量は4.7Kgを実現した超小型3Dプリンタ。プリント出力サイズは12×12×12cmで、どこにでも自由に設置することができる。小さな子どもでも遊びながら簡単に3Dプリントを学ぶことができ、最初の3Dプリンタとして最適となっている。操作にはワンボタン型の簡単インタフェースが採用されており、シンプルな操作で3Dプリントができるという。使用素材にはコーンスターチが原料のPLAプリント材質が採用されているため、環境への負担も少なくなっている。また、同機種は、3Dモデリングを簡単に作成、あるいはダウンロードできるXYZmaker Mobileアプリに対応している。XYZmaker Mobileアプリから、直接ダヴィンチnanoにデータをインポートして出力することもできるということだ。
なお、「ダヴィンチnano ホワイト」のWi-Fiセットは2万9,800円、1年間フル保証のアカデミーパックは4万9,800円(いずれも税別)となっている。