NECは3月20日、視線追跡と触覚フィードバックという次世代ヒューマンインタラクション技術と、業務アプリケーションを連携させることで、法人向けに2種類のVR活用ソリューションを開発したと発表した。
1つめは「視線追跡(アイトラッキング)技術」と連携した買い物客視線を可視化する店舗棚割りシミュレーション。店舗における商品棚の共通棚割り情報をインプットすると、VR空間上で自動的に3Dの商品棚を生成する。視線追跡が可能なFOVE製「VRヘッドマウントディスプレイ」を活用・連携させ、買い物客の視点で商品棚を見た軌跡をヒートマップとして可視化することで、棚割りの効果検証が可能になるという。
もう1つは「触覚フィードバック技術」と連携した臨場感の高いトレーニング体験だ。VR空間上で、工場などでの各種作業のトレーニングを体験できる従来のVRソリューションに加え、実際に物をつかんだ際の手の感触を伝えるexiii製「触覚フィードバックデバイスEXOS」を活用・連携させることで、より臨場感の高いトレーニングができるという。今後、同デバイスを使った複数人による共同トレーニング作業にも対応予定だ。