ボストン・サイエンティフィック ジャパンは、 医療技術研修施設であるインスティテュート・フォー・アドバンシング・サイエンス東京(以下、IAS東京)が、東京・品川にリニューアルオープンし、2月17日より医師のトレーニングを開始したことを発表した。
IAS東京は、2008年に開設された医療従事者向けトレーニング施設で、ボストン・サイエンティフィックが世界9か所に開設しているIASのひとつ。最大24名収容のセミナールームに加えて、幅広い診療科に対応できるトレーニング器材を利用できる。
手技に伴う合併症等に関する十分な情報をより効率的に学ぶため、フル・ハイビジョン化や基幹システムのデジタル化など最新のIT技術を導入し、最新治療法の体験的トレーニングを通じて、同社製品の使いやすさを実感できる環境を提供している。
また、冠動脈の狭窄病変を削るロータブレーターのトレーニングにも、日本で唯一対応している。日本で展開しているもうひとつのIAS施設、「IAS宮崎」で実施中のイベントの模様をリアルタイムで視聴できるほか、医療技術のトレーニングだけでなく、ボストン・サイエンティフィックのグローバル全体で患者ケアをサポートする包括的な教育とトレーニングプログラムとしている「EDUCARE」の提供も行っている。
なお、IASディレクターの三村和正氏は、次のようにコメントしている。「IAS東京は今年で10年目を迎えますが、 これまでに医療従事者の来館者は8500人を越えています。 より多くの先生方にご利用いただきたいとの思いから、 アクセスの良い品川への移転を決めました。 今後はトレーニングの内容でもAR(Augmented Reality:拡張現実)を活用したプログラムなども検討中です。 我々としてはそのような新しいソリューションをさらに導入しながら、 これからも医療技術、 医療知識の向上に対して貢献してまいります。」