オプティムは3月19日、工業用間接資材通信販売のMonotaRO(モノタロウ)と佐賀大学の本庄キャンパス内に無人店舗の1号店「モノタロウ AIストア powered by OPTiM」を4月2日にオープンすると発表した。
今回、両社は無人・省人オペレーションを目指した店舗の運営実証実験を行うべく業務提携を行い、店舗管理支援サービス「Smart Retail Management」を活用した店舗を本庄キャンパスにオープンする。モノタロウ AIストアはモノタロウ初の実店舗であると同時に、日本初の大学構内で運営される無人店舗となる。
同店舗は、両社が共同で出店する事業者ユーザー向けのAIストア(無人店舗)となり、各種工具から研磨剤、軍手・作業服・テープなどの作業用品、素材、材料や、大学での研究用材料など約2000アイテムを取り扱う。
キャッシュレス・セルフ決済を行うスマートデバイス用アプリ「モノタロウ店舗アプリ」と、店舗内のカメラ映像および入退店ゲート機器の情報を、Smart Retail Managementと連携させ、実店舗に店員がいない状況でも、店舗内のカメラや入退店ゲート、各種センサを制御する。
また、設置された機器から取得したデータをAIが解析し、マーケティングに活用できる来店状況の分析や防犯検知など、無人店舗を運営するにあたり必要となるさまざまな問題点ならびに、発生した問題に対しての解決策などを本実証実験で検証していく。
今回の無人店舗運営実証実験における各社の役割として、モノタロウは店舗で販売する商品の調達、モノタロウ店舗アプリの提供、店舗利用者のカスタマーサポートを行う。
オプティムは、AI・IoTプラットフォームサービス「OPTiM Cloud IoT OS」の提供、Smart Retail Managementの提供、カメラや入退店ゲート、各種センサなどの制御、AIを用いてカメラや入退店ゲート、各種センサなどから取得した情報の解析を担う。