デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)とアルファコードは3月19日、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)技術のビジネス活用を支援するサービスにおいて協業を開始すると発表した。
今回の協業で両社は、VR/AR/MRに対する技術的知見のほか、ビジネスモデルの構想や業務変革をはじめとした幅広い領域におけるそれぞれの国内外における知見と経験をもとに、クライアントの事業戦略・業務変革の構想策定からシステム構想、PoC実施、導入・展開に至るまで総合的に、チームとして連携して支援を行う。
また、アルファコードの有する各種VR/AR/MR関連サービスやコンテンツ開発運営実績を活かして開発したVRコンテンツ制作を容易にするコンテンツマネジメントシステム(CMS)「VRider DIRECT」の利用などにより、日本企業へのVR/AR/MR導入促進を目指す。
両社は今後、既にVR/AR/MR技術の活用が進んでいる小売業、サービスにおける宣伝・販促・マーケティング分野での活用は元より、製造、建設、医療、観光など様々な産業において、現場での活用から人材教育までも含めたあらゆるビジネスシーンでの短期の活用や中長期的なソリューション活用の機会を提案し、その実装までを一貫して担うことで、日本のビジネスにおけるVR/AR/MR技術の活用を加速させるとしている。
なお、DTCでは、今回の協業に先駆けてVRコンテンツをVRider DIRECTで開発。学生にとってイメージのしにくいコンサルティング業界を理解する助けとして、コンサルタントの会議を体験したり、社内の様子を体感したりできるコンテンツを提供して、自社の新卒採用活動で活用しているという。