3月16日から3日間にわたり、埼玉県さいたま市で「第7回 科学の甲子園全国大会」が開催された。同イベントは、科学技術振興機構(JST)が主催する、全国の高校生の科学の力を競う大会だ。同大会には全国698校のうち、選考を経て選抜された47校が出場。栄えある優勝に輝いたのは、神奈川県代表の栄光学園高等学校であった。

  • 第7回 科学の甲子園

    見事優勝に輝いた、神奈川県代表 栄光学園高等学校のみなさん。同時に、文部科学大臣賞、CIEE/TOEFL賞を受賞

「科学の甲子園全国大会」は科学好きの裾野を広げるとともに、トップ層のさらなる学力伸長を目的として、高校生などを対象に平成23年度に創設されたもの。順位は、筆記競技と3つの実技競技の得点を加算した総合成績により決定された。

  • 第7回 科学の甲子園

    第2位の広島県代表 広島学院高等学校(科学技術振興機構理事長賞、UL Japan賞を受賞)

  • 第7回 科学の甲子園

    第3位の東京都代表 筑波大学付属駒場高等学校(埼玉県知事賞、埼玉りそな銀行賞を受賞)

栄光学園高校につづき、第2位は広島学院高等学校、第3位は筑波大学附属駒場高等学校となった。そのほか、産学官の連携による科学技術系人材育成を推進する企業賞など、多くの高校が表彰された。

  • 第7回 科学の甲子園

    総合成績第4位 茨城県立並木中等教育学校

  • 第7回 科学の甲子園

    総合成績第5位 日本理科教育振興協会賞:智辯学園和歌山高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    筆記競技第1位 講談社賞:栄光学園高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    筆記競技第2位 内田洋行賞:智辯学園和歌山高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技1 第1位 トヨタ賞:筑波大学付属駒場高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技1 第2位 ケニス賞:兵庫県立神戸高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技2 第1位 パナソニック賞:岩手県立盛岡第一高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技2 第2位 ヤガミ賞:栄光学園高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技3 第1位 SHIMADZU賞:福井県立藤島高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    実技競技3 第2位 ナリカ賞:広島学院高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    優れたチームワークを発揮した優秀校に贈られた、旭化成賞:福島県立安積高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    優れた実験スキルを発揮した優秀校に贈られた、アジレント・テクノロジー賞:高知学芸高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    筆記競技で独創的な発想にもとづく回答をした高校に贈られた、AGS賞:鳥取県立鳥取西高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    優れたメカ・デザインを開発した優秀校に贈られた、学研賞:岐阜県立岐阜高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    1年生を含むチームの優秀校に贈られた、埼玉県経営協会賞:海陽中等教育学校

  • 第7回 科学の甲子園

    優れた探求心と考察力を発揮した優秀校に贈られた、しまむら賞:香川県立丸亀高等学校

  • 第7回 科学の甲子園

    女子生徒3名以上を含むチームの優秀校に贈られた、帝人賞:三重県立伊勢高等学校

なおJSTは、平成30年度開催予定の第8回大会においても、再び埼玉県にて開催する予定だとしている。