テクノロジーで人々の睡眠課題を解決する「SleepTech」事業を展開するニューロスペースは3月19日、三井物産の従業員を対象に、三井物産出資先のイスラエル発最先端睡眠計測デバイスを利活用したSleepTechの実証実験を開始すると発表した。
実証実験ではニューロスペースが開発したAI搭載の睡眠解析プラットフォームやモバイルアプリケーションを活用し、三井物産従業員向けに睡眠計測・改善サービスを提供する。
睡眠解析プラットフォームは、計測された個人毎の睡眠データを、AIを活用した独自の解析技術で個人ごとに睡眠解析結果や最適ソリューション、改善データを提供するシステム基盤。社員の健康増進・生産性向上を志向する企業や睡眠ビジネス参入を検討する企業は、API連携を行うことで、睡眠改善データやソリューションを経営の改善や自社サービス・IoT対応製品に組み込むことができる。
グローバルに事業展開する三井物産では、海外出張に伴う時差ボケや早朝・深夜の海外拠点・パートナー企業との電話会議に伴うスケジュールの調整など、さまざまなタイムゾーンに対応しながらパフォーマンスを発揮するための工夫が求められているという。今回の実証実験を通じて、海外出張やグローバル拠点との協働が多く発生する従業員に向けた睡眠改善を実証。また、三井物産が出資するイスラエルの医療機器ベンチャー(EarlySense)の最先端睡眠計測デバイスを活用し、日本市場での展開を視野に入れニューロスペースの睡眠解析プラットフォームへのマルチデバイス対応検討を進めるとしている。