マイナビワークスは3月19日、デザイナーをはじめとしたクリエイターが就職・転職活動時に利用できるポートフォリオ作成サービス「MATCHBOX(マッチボックス)」の提供を開始した。クリエイター集団「PARTY」との共同開発によるもの。
クリエイティブ職種専門の転職エージェント「マイナビクリエイター」の調査によると、デザイナーが転職活動の際、ポートフォリオとして自身のスキル・経験を情報化できている人は少ない。例えば、直近半年間の「マイナビクリエイター」利用者では26.5%だ。一方で、企業がデザイナーの採用に際して、ポートフォリオ提出を希望する割合は100%と、企業と求職者との間に大きな乖離があることが実情と言える。
このような背景の中、同社は、求職者と企業のマッチングをより加速させるべく、転職を希望するクリエイターが過去の作品や、その作品での自身の役割を、作品集として簡単にまとめることができる同サービスを提供することにした。
サービスは、国内外の広告・デザイン賞を数多く受賞しているクリエイター集団「PARTY」と共同開発することで、求職者が企業にアピールしたいポイントを汲み取った設計をした。また、ポートフォリオ作成の際には、ナビゲーションキャラクターである「マッチ坊くん」の質問に答えながら入力を進めていくことで、簡単にポートフォリオをつくることができるという。
さらにこれまで携わった作品について、自身がどのような関わり方をしたのかなどの情報をビジュアル化し、企業応募に最適な形式で「MATCHBOX」内で管理することができる。また、WEB上に作品集がまとめることができるほか、情報をPDF化し簡単に印刷することも可能だとしている。