ツイベリ

電通と電通デジタルは3月15日、ツイッター広告の配信先リストから、配信先として適さないアカウントを事前に除外し、企業および商品ブランドの価値毀損リスクを軽減するサービス「ツイベリ」を開発し、同日よりβ版の提供を開始すると発表した。

「ツイベリ」の特徴は、暴力/差別/炎上等のみを目的とするユーザーやボットなど、広告の配信先として適さないツイッターアカウントを特定できる点。電通が2016年に独自開発した、ツイートデータをリアルタイムに解析してツイッターに広告を配信するシステム「kizuna communication」の機能を拡張して開発された。

「ツイベリ」の由来は、「ツイッター」と「アドベリフィケーション」(ウェブ広告において、「広告がしっかり見られているか」〈ビューアビリティー〉、「広告が"人"ではなく"機械"によって不正なインプレッションやクリックが発生していないか」〈アドフラウド〉、「不適切な相手や場所に広告表示されていないか」〈ブランドセーフティー〉といった広告の価値毀損に関わる問題に対応すること)の組み合わせたもの。電通および電通デジタルの顧客企業は「ツイベリ」を無償で利用することができる。また、正式版の提供開始は今年4月を予定しているという。