JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月14日、Adobe SystemsからAdobe Flash Playerの脆弱性を修正したバージョンが公開されたと伝えた。この脆弱性が悪用されると、リモートから任意のコードが実行される恐れがあるという。
脆弱性を抱えているバージョンは以下の通り。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime (28.0.0.161) およびそれ以前(Windows, Macintosh および Linux)
- Adobe Flash Player for Google Chrome (28.0.0.161) およびそれ以前(Windows, Macintosh, Linux および Chrome OS)
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (28.0.0.161) およびそれ以前(Windows 10 および Windows 8.1)
対策としては、Adobe Flash Player を次の最新のバージョンに更新する必要がある。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime (29.0.0.113)(Windows, Macintosh および Linux)
- Adobe Flash Player for Google Chrome (29.0.0.113)(Windows, Macintosh, Linux および Chrome OS)
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (29.0.0.113)(Windows 10 および Windows 8.1)
Internet Explorer 11やMicrosoft Edgeでは、Windows Updateなどで最新のAdobe Flash Playerが更新プログラムとして提供される。Google Chromeは、Google Chromeのアップデート時に、Adobe Flash Player が更新される。