電通、バーチャルリアリティーで近未来な発想支援ツールを開発

電通は14日、同社グループ横断組織「Dentsu VR Plus」と先端領域のプロトタイピングを実装を行う「Future Tech Business Team」の2チームとアタリ社が共同でバーチャルリアリティ(VR)を用いた"発想支援ツール"を開発したことを発表した。

VRを用いた発想支援ツール「COMOLU(コモル)」は、あらかじめ集めてある数百枚の画像や動画を読み込み、ヘッドマウントディスプレー(HMD)とコントローラを使って3D空間に設置する。情報を視覚的に整理することで新たな発想やクリエイティビティの可能性を広げようというもの。音声検索やバーチャルキーボードを使った画像検索にも対応し、空間にある付箋でメモしまとめてPDF保存、最新ニュースの表示機能などもある。アイデアや企画などクリエイティブな思考を、没入感あるバーチャルで本気で生み出そうというツールであたかも近未来映画に出てくるような空間を提供する。

• HMD内のイメージ

MicrosoftのWindows Mixed Realityプラットフォーム向けに制作されており、今後Microsoft Storeを通じてコンシューマ版の提供を行い、ベーシック版は無料で一部機能は月額360円、法人顧客向けにはビジネス版も予定している。