京都産業大学(京産大)は、同大が2018年4月に新設する「情報理工学部」に関して、現代の情報化社会のニーズに合わせた10コースを設定し、学生が電子工作やモノづくりを日常的に行える学びの場「ファブスペース」を、学内に設置することを発表した。

  • 「ファブスペース」

    「ファブスペース」

情報理工学部が入る14号館には、学生が電子工作やモノづくりを日常的に行える学びの場「ファブスペース」が設けられ、正課や正課外で社会とつながる実践の場として活用できる。同スペースには、3Dプリンターやレーザー加工機などの最新のデジタル工作機器が配備される。新たなモノづくりを実践することで、技術の応用と開発を通して、学生の教育と研究の充実を図れるという。同スペースは情報理工学部の学生だけでなく、全学部の学生が利用できるということだ。

また、最上インクス現相談役の鈴木三朗氏を中心に、企画から開発・試作・量産までの受注活動を展開する「京都試作ネット」と協力し、正課や正課外の活動での講義や体験型モノづくりインターンシップ、就職セミナーなどを企画していく予定となっている。

なお、新設される情報理工学部には、ネットワークシステム、情報セキュリティ、データサイエンス、ロボットインタラクション、コンピュータ基盤設計、組み込みシステム、デジタルファブリケーション、脳科学、メディア処理技術、情報システムの10コースが設定される。